一人暮らしの風呂掃除の頻度って、一体どれくらいが正解なのでしょうか。毎日しないと汚いかなと思いつつ、「正直めんどくさい…」と感じて、掃除をしたくない日もありますよね。特に忙しい大学生や社会人だと、毎日掃除するのはしんどいかもしれません。
「他の人は何日に1回くらい掃除してるの?」「シャワーのみだけど掃除は必要?」誰にも文句は言われないけれど、他の人はどうしているのか気になっている人は多いでしょう。
この記事では、アンケート調査や知恵袋から見えるリアルな一人暮らしの風呂掃除の頻度を紹介しつつ、一人暮らしの風呂掃除がめんどくさいと感じる原因を根本から解消します。
掃除をしないとどうなるかというリスクから、具体的な掃除のやり方、劇的に掃除が楽になるグッズまで、時短できるテクニックを網羅。この記事を読み終える頃には、お風呂掃除へのハードルがぐっと下がり、快適なバスライフを送るためのヒントが得られるでしょう。
- 他の人がどれくらいの頻度で掃除しているかというリアルな実態
- 汚れの場所別に推奨される、無理のない具体的な掃除のやり方
- 「ついで掃除」など、めんどくさい気持ちを解消する時短テクニック
- お風呂掃除が驚くほど楽になる、本当に役立つおすすめ便利グッズ
一人暮らしの風呂掃除の最適頻度:めんどくさいからってしないとどうなる?
一人暮らしの風呂掃除は、ついつい後回しにしてしまいがちな家事の一つ。「めんどくさい」という気持ちから、掃除の頻度がどんどん落ちてしまうこともありますよね。しかし、適切な頻度で掃除をしないと、見た目の不快さだけでなく、衛生面でも様々な問題を引き起こす可能性があります。
この章では、まず他の人がどのくらいの頻度で掃除しているのか、リアルな実態を探ります。その上で、汚れの場所ごとに推奨される掃除頻度や、掃除を怠った場合に起こりうるトラブルについて詳しく見ていきましょう。「シャワーしか使わないから大丈夫」と思っている人も必見です。
- 何日に1回が一般的?アンケート調査や知恵袋から見える掃除頻度
- 毎日は必要なし?汚れの箇所別にみる推奨の掃除頻度
- 忙しい大学生や社会人に多い!掃除をしないとどうなる?
- シャワーのみ生活なら掃除の頻度は減らせる?
何日に1回が一般的?アンケート調査や知恵袋から見える掃除頻度
実際のところ、一人暮らしの人はどのくらいの頻度で風呂掃除をしているのでしょうか。気になる周りの実態を探るため、アンケート調査やネット上の声を見てみましょう。
マイナビが運営する「マーケティング・広報ラボ」が、2024年7月に一人暮らしをしている18~23歳の大学生306人を対象に実施した調査によれば、風呂掃除の頻度は「週1回」と回答した人が16.3%で最も多く、次いで「毎日」が16.0%、「週2回」が13.4%でした。
週1回以上掃除する人が過半数を超えていますが、その一方で「月1回未満」が12.7%、「行わない」が7.2%となっていて、掃除の頻度には個人差が大きいことがうかがえます。
参考:マイナビ
また、一人暮らしに限定した調査ではありませんが、株式会社AlbaLinkが2023年11月に全国の男女500人を対象に実施した調査では、風呂掃除の頻度は「毎日」が55.0%で最も多く、全体の半数以上という結果となりました。次いで「週1回」が13.4%、「2日に1回」が11.6%でした。
参考:PR TIMES
これらのデータから、一人暮らしの場合はお風呂を使うのが一人で、家族で暮らす世帯と比べると汚れが蓄積しにくいため、風呂掃除の頻度は少なくなる傾向にあると考えられます。
Yahoo!知恵袋でも、たくさんの人が質問しています。
質問:一人暮らしの人の、風呂掃除の頻度はどれくらいですか?
回答1:バスタブは毎日しますよ。
回答2:一週間に一度、水を変えるのでその時だけしてます。
回答3:湯船に浸かる時だけ掃除してます。1週間に4、5回入るので、その時に掃除します。
参考:Yahoo!知恵袋
このような投稿からも、同じ一人暮らしでも、お風呂の使い方やライフスタイル、性格などによって、掃除の頻度が変わることがわかります。毎日ピカピカに保つのが理想かもしれませんが、無理のない範囲で、自分なりのルールを決めて実践することが長続きの秘訣と言えるでしょう。
毎日は必要なし?汚れの箇所別にみる推奨の掃除頻度
お風呂掃除と一括りに言っても、実は場所によって汚れの種類や付きやすさが異なります。したがって、すべての場所を毎日掃除する必要はありません。効率的にキレイを保つためには、場所ごとに掃除の頻度を変えるのがおすすめです。
以下に、箇所別の推奨掃除頻度の目安をまとめました。
掃除する場所 | 推奨される頻度 | 主な汚れの種類 |
---|---|---|
浴槽 | 毎日(お湯を抜くついでに) | 皮脂、湯垢 |
排水口 | ゴミ受け:毎日 内部:週に1回 | 髪の毛、石鹸カス、ぬめり |
床・壁 | 週に1回 | 石鹸カス、皮脂 |
鏡・蛇口 | 週に1回 | 水垢、石鹸カス |
小物 | 週に1回 | 石鹸カス、皮脂、ぬめり |
天井 | 月に1~2回 | カビ |
換気扇 | 外部:月に1~2回 内部:半年に1回 | ホコリ、カビ |
浴槽は皮脂汚れが付きやすいため、お湯を抜くついでにサッとこすり洗いするのが理想です。床や壁、排水口は、週に一度汚れをリセットするとカビの発生を大きく抑制できます。
鏡や蛇口の水垢は、一度付くと落とすのが大変なので、週に一度の習慣にすると良いでしょう。そして、見落としがちな換気扇や天井も、定期的なメンテナンスでカビの温床になるのを防ぎます。
このようにメリハリをつけることで、日々の掃除の負担を大幅に軽減できるはずです。
忙しい大学生や社会人に多い!掃除をしないとどうなる?
忙しい毎日を送っていると、お風呂掃除の優先順位は低くなりがちです。しかし、掃除を長期間怠ると、単に「汚い」というだけでなく、様々な問題が発生する可能性があります。
最も代表的なのが、カビや雑菌の繁殖です。お風呂場は、カビが好む「温度」「湿度」「栄養(皮脂や石鹸カス)」の3つの条件が揃いやすい場所。放置すれば、まずピンク色のぬめり(ロドトルラという酵母菌)が発生し、やがて頑固な黒カビが根を張ってしまいます。
これらのカビは、見た目が不快なだけでなく、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの健康被害を引き起こす原因にもなり得ると指摘されています。
さらに、排水口の詰まりも深刻な問題です。髪の毛や石鹸カスが溜まると水の流れが悪くなり、悪臭の原因になります。最悪の場合、水が流れなくなり、専門の業者を呼ばなければならない事態にもなりかねません。
また、汚れを放置すればするほど、掃除は大変になります。軽い汚れなら数分で終わるものが、頑固なカビや水垢になると、強力な洗剤や長い時間が必要になり、結果的により多くの手間とコストがかかることになるのです。
シャワーのみ生活なら掃除の頻度は減らせる?
「シャワーしか使わないから、お風呂掃除はあまり必要ないのでは?」と考える人もいるかもしれません。確かに、浴槽にお湯を張る場合に比べて、皮脂汚れが広範囲に広がることは少ないでしょう。
しかし、シャワーだけでも掃除の頻度を大幅に減らせるわけではありません。シャワーを浴びると、体から流れ落ちた皮脂や石鹸カス、シャンプーなどが壁や床に飛び散ります。これらはカビやピンクぬめりの栄養源になるため、掃除が不要になることはないのです。
特に、床や壁の下の方、排水口周りは汚れが溜まりやすいポイント。掃除を怠っていると、気づいた頃には床がぬめっていたり、壁に黒カビが発生していたりする可能性があります。
シャワー派の人も、最低でも週に1回は床や壁、排水口を中心に掃除することをおすすめします。浴槽の掃除が不要な分、他の箇所を重点的にケアする、という意識を持つと良いでしょう。
一人暮らしの風呂掃除がめんどくさい!最低頻度でも清潔を保てるラク技
一人暮らしの風呂掃除がめんどくさいと感じる最大の理由は、時間と手間がかかることかもしれません。しかし、正しいやり方とちょっとしたコツを知るだけで、掃除の頻度を守りつつ、負担を大幅に減らすことが可能です。
この章では、お風呂掃除の基本的な手順から、めんどくさがり屋さんにこそ試してほしい「予防策」、さらには劇的に掃除が楽になる時短テクニックや便利グッズまで、具体的な方法をたっぷりとご紹介します。これを読めば、「しんどい」と思っていたお風呂掃除が、きっと楽になりますよ。
- 基本的なお風呂掃除のやり方を初心者向けに解説
- 毎日しない派も必見!お風呂を汚さないための予防策
- もう「しんどい」とはサヨナラ!役立つ時短テクニック
- 汚れ別に簡単攻略!ピンクぬめり・黒カビの落とし方
- お風呂掃除が驚くほど楽になるグッズ6選
基本的なお風呂掃除のやり方を初心者向けに解説
お風呂掃除と聞くと、なんだか大変そうに感じるかもしれませんが、基本的な手順さえ押さえておけば、誰でも効率的に進めることができます。掃除のプロは「上から下へ、奥から手前へ」という原則に従って作業します。これにより、洗剤や汚れがきれいになった場所を再び汚すのを防げるのです。
【準備するもの】
- 浴室用中性洗剤
- スポンジ
- ブラシ(古い歯ブラシでも可)
【掃除の手順】
- 換気扇を回す:掃除中は洗剤の成分やホコリが舞うことがあるため、必ず換気扇を回すか、窓を開けて空気を入れ替えてください。
- 天井・壁の掃除:まずは一番高い場所から。普段はあまり汚れていないように見えますが、目に見えないカビの胞子が付着していることも。フロアワイパーにドライシートを付けてホコリを取った後、固く絞った雑巾で水拭きするのがおすすめです。
- 小物類・鏡・蛇口の掃除:シャンプーボトルや洗面器、椅子などを洗います。鏡や蛇口は、スポンジに洗剤をつけて優しく洗い、水で流した後に水滴を拭き取ると水垢防止になります。
- 浴槽の掃除:スポンジに浴室用洗剤をつけ、円を描くように優しくこすり洗いします。皮脂汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹を使うのも効果的です。
- 床・排水口の掃除:最後に床全体をブラシでこすります。排水口はフタやヘアキャッチャーを外し、溜まった髪の毛やゴミを取り除いた後、ブラシでぬめりをこすり落としましょう。
すべての箇所を洗い終えたら、シャワーで全体をしっかりと洗い流し、最後に冷水をかけると浴室内の温度が下がり、カビの発生を抑制できます。
毎日しない派も必見!お風呂を汚さないための予防策
掃除の回数を減らす効果的な方法は、お風呂を汚さないように工夫することです。ここでは、すぐに実践できる簡単な予防策を紹介します。毎日掃除をしない人こそ、ぜひ取り入れてみてください。
入浴後にシャワーで全体を流す
入浴後、浴室がまだ温まっているうちに、熱め(50℃以上が理想)のシャワーで壁や床、浴槽全体をさっと洗い流しましょう。皮脂や石鹸カスは、お湯で洗い流すだけで大半が落ちてくれます。カビは熱に弱いため、カビ予防にも非常に効果的です。
最後に冷水をかけると、浴室内の温度と湿度が下がり、さらにカビの発生を抑制できます。このひと手間が、未来の掃除をぐっと楽にしてくれます。
水気をできるだけ拭き取る
カビは湿気が大好きです。そのため、入浴後に浴室内の水気をできるだけ取り除くことが、最も効果的なカビ予防策の一つとなります。完璧を目指す必要はありませんが、スクイージーを使って壁や鏡の水分を切り、乾いたタオルや吸水クロスでサッと拭き上げるだけでも大きな違いが生まれます。
特にカビが発生しやすい、壁と床の境目や蛇口の根元などを重点的に拭くのがおすすめです。浴室乾燥機がある場合は、短時間でも運転させるとより効果的でしょう。
換気を徹底する
水気を拭き取った後の仕上げとして、換気は絶対に欠かせません。浴室内にこもった湿気を外に逃がし、全体をしっかり乾燥させることが、カビ予防の要となります。
入浴後は、最低でも1~3時間、浴室内の湿気がなくなるまで換気扇を回しましょう。窓がある場合でも、空気の流れを効率的にするためには、窓を閉めて換気扇を回すのが基本です。
排水口のゴミを毎日捨てる
排水口に溜まった髪の毛や石鹸カスは、ぬめりや悪臭の主な原因です。これらを放置すると、雑菌が繁殖し、掃除が一気に大変になってしまいます。
そうなる前に、お風呂上がりに排水口のゴミを毎日取り除くことを習慣にしましょう。髪の毛などをティッシュでさっと取り除くだけで、汚れの蓄積を大幅に防げます。排水口に貼るだけで髪の毛をキャッチしてくれるシートや、ゴミがまとまりやすい形状のゴミ受けなども市販されています。
床に物を直接置かない
シャンプーボトルや洗顔フォームなどを床に直接置いていると、その底の部分に水が溜まり、ピンクぬめりやカビの温床になります。ぬめりがちなボトルの底を掃除するのも、地味に面倒な作業です。
これを防ぐためには、「吊るす収納」や「マグネット収納」を活用するのが非常に有効です。タオルバーにS字フックでカゴを吊るしたり、マグネット式のラックを取り付けたりして、床に接する物を極力減らしましょう。これだけで、床掃除が格段に楽になり、ぬめりの発生も防げます。
もう「しんどい」とはサヨナラ!役立つ時短テクニック
予防策と合わせて実践したいのが、掃除そのものの手間を減らす時短テクニックです。ここでは、お風呂掃除の「しんどい」を解消する3つの工夫を紹介します。
「ついで掃除」を習慣にする
「お風呂掃除のためだけの時間」を作ろうとすると、腰が重くなりがちです。そこでおすすめなのが、何かをする「ついで」に掃除を済ませてしまう方法です。
例えば、シャンプーで髪を洗っている間に、泡で洗面器や椅子をサッと洗う。体を洗ったついでに、タオルで蛇口周りを軽くこする。湯船からお湯を抜きながら、スポンジで浴槽内を一周こする。
入浴中の一連の動作の中に掃除を組み込んでしまえば、掃除時間を実質ゼロに近づけられます。一つ一つは小さなことですが、習慣になれば汚れが溜まらず、大掃除の必要がなくなります。
泡タイプの洗剤を活用する
最近の浴室用洗剤は非常に進化しています。特に泡タイプの洗剤は時短掃除の強い味方です。スプレーすると泡が汚れに密着し、こすらなくても汚れを浮かせて落としてくれる製品が多くあります。
浴槽全体に吹きかけてしばらく放置し、シャワーで流すだけで掃除が完了するタイプは、忙しいときにぴったりです。泡切れがよく、すすぎが早い製品を選べば、節水にもつながります。週に一度のしっかり掃除にはもちろん、毎日の「ついで掃除」にも手軽に活用できます
掃除道具を使いやすい場所に置く
掃除道具が奥深くにしまわれていると、取り出すこと自体が面倒になり、掃除を始めるハードルが上がってしまいます。スポンジや洗剤などは、すぐに手に取れる場所に置いておくのが鉄則です。
ただし、床に直置きするのは前述の通りNG。シャワーフックにかけられるカゴを用意したり、マグネット式のホルダーを活用したりして、「浮かせる収納」を心がけましょう。おしゃれな掃除道具を選べば、出しっぱなしでも気にならず、むしろ掃除へのモチベーションが上がるかもしれません。
汚れ別に簡単攻略!ピンクぬめり・黒カビの落とし方
お風呂で特に気になるガンコな汚れといえば、「ピンクぬめり」と「黒カビ」です。それぞれの正体と、効果的な落とし方を知っておけば、いざという時に慌てず対処できます。
ピンクぬめりの落とし方
浴室の床やシャンプーボトルの底などで見かけるピンク色の汚れ。その正体はカビではなく、「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。水分と皮脂や石鹸カスなどを栄養源に、わずか2〜3日で発生するほど繁殖スピードが速いのが特徴です。
しかし、黒カビと違って根を張らないため、落とすのは非常に簡単。スポンジやブラシで軽くこすれば、すぐに除去できます。浴室用の中性洗剤で十分対応可能です。
もし洗剤がない場合でも、重曹を粉のまま振りかけて少し水を加え、ペースト状にしてこするのも効果的です。落とした後は、再発防止のためにしっかりと水分を拭き取っておきましょう。
黒カビの落とし方
黒カビは、一度発生すると素材の奥深くまで根を張るため、非常に厄介な汚れです。表面だけをこすっても、根が残っているとすぐに再発してしまいます。
黒カビには、塩素系のカビ取り剤を使用するのが最も効果的です。製品の表示に従って、カビ取り剤を吹き付け、5〜15分ほど放置した後、シャワーで十分に洗い流します。ゴム手袋とマスク、メガネを着用の上、しっかりと換気しながら作業してください。
タイル目地などのカビには、キッチンペーパーにカビ取り剤を染み込ませてパックのように貼り付けると、成分が浸透しやすくなり効果が高まります。
お風呂掃除が驚くほど楽になるグッズ6選
最近は、お風呂掃除の手間を劇的に減らしてくれる便利なグッズがたくさんあります。ここでは、特におすすめのアイテムを6つ厳選してご紹介します。
ルックプラス バスタブクレンジング(ライオン)
浴槽掃除の革命とも言える、こすらずに洗える洗剤です。浴槽全体が濡れている状態でシューっとスプレーし、60秒待ってからシャワーで洗い流すだけで、湯垢をきれいに落とせます。腕を伸ばしてゴシゴシこする重労働から解放されるため、日々の浴槽掃除がまったく苦にならなくなります。
防カビくん煙剤(ライオン)
掃除をしてもすぐに生えてくる黒カビに悩んでいる人におすすめなのが、煙で浴室全体のカビを防ぐ「防カビくん煙剤」です。2ヶ月に1回、お風呂をきれいな状態にした後に使用するだけで、黒カビの原因菌をまるごと除菌し、カビが生えにくい環境を作ってくれます。
髪の毛集めてポイ(小林製薬)
排水口の掃除で最も憂鬱なのが、ぬるぬるとした髪の毛を直接手で取り除く作業ではないでしょうか。そんな精神的な負担を劇的に軽くしてくれるのが、この粘着タイプのシートです。
排水口の目皿にペタッと貼るだけで、流れる髪の毛をしっかりとキャッチしてくれます。髪の毛が溜まったら、シートごとくるっと丸めて、はがして捨てるだけ。もう、ぬめりに触れて不快な思いをすることはありません。日々の小さなストレスから解放される、画期的なアイテムと言えるでしょう。
マグネット水切りワイパー(山崎実業)
入浴後の水滴取りを習慣にしたいなら、使いやすさと収納のしやすさが重要です。マグネットで浴室の壁に貼り付けられるタイプの水切りワイパー(スクイージー)なら、場所を取らず、使いたい時にさっと手に取れます。軽い力でスッと水が切れるので、毎日の作業もストレスになりません。
浴室用吸水&拭き上げクロス(KBセーレン)
スクイージーでは水滴を取りきれない蛇口周りや、床の隅などの拭き上げには、吸水性の高いマイクロファイバークロスが便利です。特に、浴室専用に開発されたクロスは、自重の何倍もの水分を吸収し、拭き筋も残りにくいのが特徴。洗濯して繰り返し使えるので経済的です。
電動バスポリッシャー HM115P(エペイオス)
床や壁など、広範囲を力を使わずに掃除したい場合に大活躍するのが電動ポリッシャーです。高速回転するブラシが、頑固な湯垢やぬめりを楽に落としてくれます。
長さの調節ができるスティックタイプなら、屈まずに床掃除ができ、天井にも楽々届きます。複数のアタッチメントブラシが付属しているモデルを選べば、隅々まで効率的に掃除が可能です。
まとめ:一人暮らしの風呂掃除のめんどくさいを解消する最適頻度とは
今回の記事のまとめです。
- 入浴後のシャワーと水気拭き取りでカビの発生を未然に防ぐ
- カビ予防の基本はとにかく換気、換気扇はつけっぱなしにする
- 排水口の髪の毛やゴミは毎日捨てるだけで掃除が格段に楽になる
- シャンプーボトルなどは床に直置きせず浮かせる収納を徹底する
- 入浴中の「ついで掃除」を習慣にして掃除の時間を意識させない
- こすり洗い不要の泡スプレー洗剤を活用して手間と時間を削減する
- 頑固な黒カビには塩素系洗剤とキッチンペーパーでパックが有効
一人暮らしの風呂掃除は、つい「めんどくさい」と感じて後回しにしがちですよね。しかし、毎日完璧にこなす必要は全くありません。重要なのは、汚れが溜まる前の「予防」と、汚れの種類に合わせた「効率的な掃除」を組み合わせることです。
日々の入浴後にほんの少し手間を加えるだけで、週末の大掃除は驚くほど楽になります。この記事で紹介したテクニックや便利グッズを参考に、自分にとって無理のない掃除のペースを見つけ、快適なバスタイムを手に入れましょう。